借入金のお話し その156
経営改善計画のお話しをしていますが、ここでちょっとより道をして法律改正があった事についてお話しをします。
今「中小企業金融円滑化法」という法律があります。
これは時の亀井大臣の肝入りで作られた法律ですごく単純にいうと金融機関に対し中小企業の保護を求めた法律です。
金融機関はお金を貸してその金利を稼ぐのが主な仕事です。
貸付先が健全な経営を行っていれば問題ないのですが、今のご時世皆なが皆な黒字経営をしているわけではありません。
はっきり言ってつぶれそうな企業もたくさんある状態です。
そんな中小企業に貸付をしている場合はその企業の倒産等により金融機関は大きな損害を被ってしまうかもしれません。
そんな事が多数起き、もし金融機関自体がつでれてしまったら地方経済に大きな悪い影響を与えてしまいます。
そして、そんな事にならないようにその金融機関の立て直しの為に国から多額の資金が注入されたりします。
以前はそんな事にならないように金融庁は金融機関に対し厳しいチェックをしていました。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2012年12月18日