借入金のお話 その174
経営改善計画の内容とその作成手順の話をしています。今回は「成功の条件」の中の経費の削減についてです。
前回旅費交通費の中の出張費の話をしましたが今回はその続きで日当の話です。
出張するときに日当を支払っている会社は実は多くありません。
出張といってもせいぜい県内でそんなには遠くまで行かないよ、という会社の場合は日当などない、という会社が普通だと思います。
当事務所も県外出張の場合のみ日当を支払っています。
日当は出張に伴う危険や通常と異なる出張に対応する支払であり、実費+日当、という場合と日当ですべてまかなう、という場合の2通りあります。
当然前者と後者で支給基準は違い、後者のほうが高いのが当たり前の話です。
ここでよく問題となるのはいくら支払ったらいいのか、ということですが、これは決まりがありません。
ただし必要以上に高い日当を支払った場合、その高い部分は受け取った人の給与になってしまうでしょう。
適正額であれば会社は通常の旅費交通費、受け取った個人は非課税となります。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2013年8月6日