桜
今回は「桜」の話をしたいと思います。
日本の木といえば「桜」だ、という人が多いと思います。
正式な国の木というものは決まってはいませんが、国の花は「桜」と「菊」だそうですから、国の木は「桜」といっても間違いではないかもしれません。
私達は「桜」といえば「日本」という感じがしますが、決して桜は日本固有種ではないと思いますので、外国の人は日本人が「桜は日本の木だ」、ということに対してなんと思うのでしょう。
桜前線なんて言葉があります。
どこの桜が咲いた、あそこが咲きそうだ、なんてニュースを流す花は桜だけですよね。
「花見」という行事も桜以外では聞きません。
春の別名は「桜の季節」ですし、合否の通知も桜咲くとか桜散るとか・・・それだけ日本人の心に定着しているのでしょう。
しかしこの桜、花が咲き葉桜になるくらいまでは良いのですが、葉が散ってしまうとほぼ枯木状態です。
しかもその状態が半年近くも続きます。
花が咲いているのは、二、三週間ですからいかにその期間が短いか。
桜の花のような生き方を求めたのは武士の時代、今は松のようにいつでも緑で、しかも長生き、これが良い時代ですね。
税理士 稲葉 孝
テーマのない?コラム|2014年4月7日