借入金のお話し その206
経営計画の内容とその作成手順の話しをしています。
その中に成功の条件、という項目がありますがそこに経費の削減策を書いていきます。
それを受けいろいろな経費につきどんな削減策があるのか、という話しをしています。
前回家賃の話をしたのですが、今回はちょっと脱線して建物の固定資産税の話をします。
土地は時価が分かりやすいので固定資産税評価額が結構変動します。
でも、建物の固定資産税評価はほとんど変わらないのです。
確かに少しづつは下げてくれているようですが、その下がり幅は微々たるものです、なぜでしょう。
土地は『ここらへんの土地はだいたいこのぐらいの値段』というまとまりがありますが、建物は1つ1つ全く違います。
ですから、建てた時は市の職員が見に来て評価を決めます。
しかし、その後はどのくらい古くなったか、大事に住んでいるか、手入れをしているかなどなど、とてもじゃないけど調べられません。
ですから、一回決めた評価額はあまり変えないのです。
どんどん古くなっているのに評価をあまり変えないというのはずるいじゃないかと思いますが、実はある事によっていわゆる『ずるい』状況は起きていないのです。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2014年8月7日