借入金のお話し その207
経営計画の内容とその作成手順の話をしています。
その中に成功の条件、という項目がありますが、そこに経費の削減策を書いていきます。
それを受けいろいろな経費につきどんな削減策があるのか、という話しをしています。
前回固定資産税の話で土地の評価は時価にあわせて変動するが、建物の評価はほとんど変わらない、と言う事を書きました。
建物は時の経過とともに古くなって行きます。
それにもかかわらず評価が下がらないのはおかしいのではないかと思われるかもしれません。
実は次のようなからくりがあるのです。
建物の評価は最初から下げてある、という事です。
実際の建築価格のだいたい半分くらい。
実際に6000万で自宅を建てたお客さんの建物の評価額が1500万位だったなんて事もありました。
つまり最初から評価を下げているのだからその後あまり評価が下がっていかないとしても文句はいわないでね、という事のようです。
確かに一定年数を過ぎると実際よりも高い評価額という事になってしまうのでしょうが、そこに至るまでにずっと実際よりも低い評価額で課税をされているわけですからけして損をするという事ではない、という考え方なのでしょう。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2014年8月11日