借入金のお話し その215
借入を有利に行う為に作成する経営計画の内容とその作成手順の話しをしています。
その中に成功の条件、という項目がありますが、そこに経費の削減策を書いて行きます。
それを受けいろいろな経費につきどんな削減策があるのか、という話しをしています。
今回は修繕費の続きで「資産の取得」となり、一括では経費にならないパターンを紹介します。
まず明らかに新しい資産を取得したね、というパターン。
二階建ての建物に三階を増築した、とか外から直接二階に上がれるように階段を取り付けた、等。
もうこれは「修繕」のレベルではないですよね。
車で言えば車検の際に通常のエンジンからターボエンジンに付け替えた、なんてパターン。
これも「直した」というレベルではないです。
「修繕」と「資産の取得」の分かれ目のポイントは主に2つです。
1つは新しい機能が加わったかどうか。
もう1つはそれをする事により明らかに使える期間が延びたかどうか。
いずれかに当てはまる場合で金額が20万円以上かかった場合は新しい資産を取得したものとみなされます。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2014年10月28日