借入金のお話 その216
借入を有利に行うために作成する経営計画の内容とその作成手順の話をしています。
その中に成功の条件という項目がありますがそこに経費削減策を書いていきます。
それを受け、いろいろな経費につきどんな削減策があるのかという話をしています。
今回も前回に引き続き修繕費のお話です。
前回、修繕費となる例をいくつかあげましたが今回はよく問題となるケースを1つだけあげます。
それは建物の塗り替えです。
建物はたいてい色が塗られています。
しかし、10年以上経ってきますとだんだん色がはげてきてみずぼらしくなってきます。
特に客商売をしている所は建物がみずぼらしいと客足が遠のく可能性がありますし、アパートなどはやはり見た目が良くないと入居者が確保できません。
そこで塗り替えをするわけですが塗り替えには結構費用が掛かります。
建物の規模にもよりますが100万円以上する場合がほとんどですし、1000万円の声を聞くパターンもあります。
しかし、あくまで塗り直しただけで新たな機能が加わったわけではありませんし、塗り直したことにより使用可能年数が明らかに伸びることもありません。
塗り替えはいくら掛っても修繕費となります。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2014年11月11日