借入金のお話 その217
借入金を有利にするために作成する経営計画の内容とその作成手順の話しをしています。
その中に成功の条件、という項目がありますが、そこに経費の削減策を書いていきます。
それを受けいろいろな経費につきどんな削減策があるのか、という話しをしています。
前回は資産を直したような場合で修繕費とはならず資産の取得なってしまう例を挙げました。
今回は修繕費として一回で経費になるような例を挙げます。
例1. 建物が雨漏りをしてしまったので屋上の防水をやり直した。
例2. 建物に車がぶつけられて壁に穴が空いてしまったのでその穴をふさいだ。
例3.車を車検に出し点検してもらうと共にいたんでいたワイパーを取り替えてもらった。
例4.車をチョコチョコぶつけて塗装がはがれ気味だったのでいっそのこと、色を変えて塗り直してもらった。
これらは全て何か新しい機能が加わったわけではありません。
元々あった機能を取り戻しただけです。
またそれをすることによって使用できる期間が壊れる前より明らかに延びた、ということでもありません。
このようなものは修繕費として一括して経費となります。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2014年11月21日