借入金のお話し その237
借入金を有利に行う為に作成する経営改善計画の内容とその作成の手順の話をしています。経営改善となるとどうしても経費削減という話が出てきます。
それを受けいろいろな経費項目につきどのような削減案があるのか、という話をしています。
今回は損害保険の続きです。
まず、火災保険。
これは建物を持っている会社であればほとんどの会社が加入していると思います。
理由は単純です。実際火災が起きてしまった場合の被害が甚大だから、ということ、保険料がそれほど高くないということ、です。
よく、どうせ火事を出すなら全焼、なんて話を耳にします。
これはどうも本当のようですね。
単純に半焼だった場合、保険は半分しかでません。しかし、実際は焼け残った半分はもう使い物にはなりません。
まずは、においです。煙のにおいはかなり強烈で、その後もまずとれません。少なくともにおいがなくなるまでに数年はかかるでしょう。
次に構造です。残った半分に焼けた部分をつぎ足しますか、それともふさいでしまいますか。
いずれにしても、うまくいかないことが多いのは歴然でしょう。
ただし、全焼を待つのではなく、類焼とならないように、とっとと消し止めるべきなのは言うまでもありません。