借入金のお話し その239
借入金を有利に行う為に作成する経営改善計画の内容とその作成の手順の話をしています。
経営改善となるとどうしても経費削減という話が出てきます。
それを受けいろいろな経費項目につきどのような削減案があるのか、という話をしています。
今回は、火災保険の続きです。
火災保険で気をつけなければならないのは一括払いです。
例えば30年分を一括で支払う、なんて契約があります。
その場合、支払う金額は1年分の30倍なんてことは絶対にありません。
いくらかの割引があるはずです。
25年分の金額くらいで良いよ、ってな感じになるのが普通です。
これだけ聞くと「払えるお金があるなら一括払いの方が得じゃん」となりますよね。
それでは実際に火災が起きてしまったらどうなるのでしょうか。
当然年払いだろうが、一括払いだろうが、所定の保険金は支払われます。
例えば、一括払いをしていて5年目で火災があり保険金を受け取ったとしましょう。
30年契約だったとして残りの25年分の保険料は返してくれるのでしょうか。
答えは、NOです。
その分は無駄になってしまうのです。
それなら年払いにする?いやいや火災なんて滅多に起きないから一括払い?滅多にないなら入らない?
あとの判断はおまかせします。