プロフェッショナル
先日、千葉の方に用事があり、ちょっと時間があったので木更津まで足をのばしました。
木更津といえば東京湾横断道路のゴール地点、いや出発地点です。ちなみに反対側は川崎になります。
何故、わざわざ木更津まで行ったかというと、実は20数年前に木更津税務署の資産税部門に勤務しており、ちょっと懐かしくなったからです。
ついででもなければ、あまり目的地とする場所ではありませんから(ちょっと失礼ですかね)
で、懐かしがって街を散策していたら、昔よく昼食を食べに通っていた中華料理屋が。
「まだ、やってたんだ」
まあ、よく通ったといっても、せいぜい週1、2回同僚と連れだって行ったという程度ですが・・・。
その店の水餃子がとても美味しくてお気に入りだったので、20数年ぶりに食べようかと思ったのですが、さすがに午後2時を過ぎていたので閉まっていました。
ちょっと中をのぞいていたら、それに気がついたおばちゃんに「昼休みだよ」と言われてしまいました。
「あっ、おばちゃん懐かしい!まだ元気にしていたんだ。」と思っていたら、「あれ?あなた以前役所にいた人じゃない?」とのお言葉。
「えっ、まさか覚えているの、まあ、20年以上前のことだし、誰か似た人と勘違いしているんじゃないかな。」と思ったところに、「確か税理士さんになるって静岡に帰った人だよね。」と。
そう、それは間違いなく私です。20数年ぶりです。おばちゃんは毎日たくさんのお客さんの相手をしているはずです。役所だって3年くらいで異動になるので次から次へとお客さんは変わっていると思います。
そんな中で私を覚えていてくれたなんて・・・。
さすがにびっくりしました。うれしくなって、ちょっと昔話や現状報告なんて話をしたんですが、残念ながら水餃子は食べられませんでした。
でも、すごい。まさに、プロフェッショナルですよね。
業種の中でお客様の顔を良く覚えているなと感じるのは、理美容サロンと飲食業、あとは病院の受付、他にもあるとは思いますが、不特定多数の人を相手にされているだけに、こちらが一見の客でも次に行った時に覚えていてくれるととてもうれしいものです。
また、機会があったら今度は水餃子を食べに行きたいと思います。
おばちゃんも私も元気なうちに・・・。
税理士 稲葉 孝