借入金のお話し 第94回
いかに借入金の話しを有利にすすめるか、という話しをしていますが、前回と今回はちょっと脱線してクレジットの話しをしています。
前回の復習です。まずAさんが車を100万円で買います。
ただし支払は何年かの分割払い。支払う総額は金利を含めて110万円です。車を売ったB社はAさんが1回で100万円支払ってくれればいいのですがお金が無いので分割払いにしてほしいと言っている。
かといってそれを拒否すれば車は売れず利益が出ない。
そこで、とりあえず100万円でAさんに車を売り、その車を売った債権(代金回収権)をクレジット会社のC社に95万円で売却します。
5万円は手取りが減ってしまいますが売れないよりいいですし、回収に何年もかかる事や手数を考えればその方がお得。
クレジット会社は95万円を支払い110万円を受け取る。回収までに何年もかかるかもしれないですが、それは金融機関と同じで金利を稼ぐ、という事は回収に時間がかかるという事ですし、それで商売をしているわけです。
という事でお金が無いのに車を買えたAさん、お金が無い人に車を売れたB社、金利を稼ぐ事が出来たC社、この三者とも得をしたのです。
これがクレジットの仕組みです。