借入金のお話し 第122回
日本振興銀行の破たんを受け借入金のお話の番外編としてペイオフの話を12回に続けてきました。
今回はそのまとめです。
ペイオフとは金融機関が破綻(つぶれた)した時に利息がつく預金については1人あたり1000万円までは保証する、という制度です。
対策としては金融機関を分散する、とか信頼できる安全性の高い金融機関を選択する、無利息の預金に預け入れる等が考えられます。
ただし、お金を全ておろしてタンス預金にしてしまう、とか家族名義を使って分散する、という方法はあまりお勧めできません。
いずれにしても「いきなり破綻」という事は無いと思います。なんらかの情報は出てきます。
今回の日本振興銀行の場合も事前に危なそうな動きがありました。
ですから一番の対策は「自分で色々な情報に気をつけておく」ということなのかもしれません。
いずれにしても金融機関の破綻は大きな社会問題を引き起こしますので二度と起きてほしくないですね。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2011年1月21日