気になる税制問題
時の流れは速いもので、もう年末となってきました。テーマパークもクリスマスの装いです。
今年は3月11日の東日本大震災のおかげで、日本が大きく変わってしまったと思います。今でも新聞には毎日のように、震災で亡くなられた方のお名前が掲載されています。行方不明の方はまだまだたくさんいらっしゃいます。たくさんの亡くなられた方の御冥福をお祈りするとともにご遺族の方にお悔やみを申し上げます。
この地震が特に大きな影響を与えたのは放射能問題と電力問題ですね。
福島の原子力発電所も全く収拾のめどがたっていませんし、各地にある原発を今後どのようにしていくのかまだまだ論議が尽くされていないと思います。
私たちの地元にある浜岡原子力発電所もどうなるのか・・・。
そして、職業柄気になるのは税金の話ですね。
地震発生までは法人税の減税は決定的だったのに対し、地震直後に減税案は当然のように廃案になってしまいました。
逆に復興という名の下に法人税は上乗せされることになりましたし、所得税住民税などもプラスアルファになる模様です。
それでもこれらは一時的なものでしょうが、恒久的なものとして消費税の税率アップが控えています。「段階的に上げる」とか「二段階税率にする」とかいろいろ言われていますがまだ決まってはいません。
いずれにしても、企業や事業主、そして各消費者に大きな影響を与えることは間違いありません。TPPの問題も含めて今後の動向が気になるところですね。
税理士 稲葉 孝