消費税のお話 その2
前回から借入れのお話を少しお休みとさせて頂き、消費税のお話をさせて頂いております。
ところで消費税って何%だと思いますか。
「そんなの5%に決まっているじゃないか。」と言われそうですが、実は性格に言うと4%なんです。
残りの1%は地方消費税と言って地方税なんですね。
これは消費税が3%から上がった時に創設された税金で、正確にいうと「消費税率の25%を地方消費税とする」と決まっています。
ですから国税である消費税が税率4%、そして4%×25%=1%が地方消費税という訳です。
今回消費税が8%なり10%なり、という話が出ていますが、ここで言う消費税とは正確には消費税と地方消費税の合計という事です。
細かく言えば8%であれば消費税6.4%地方消費税1.6%。10%であれば消費税8%地方消費税2%という事になります。
実生活の上では消費税とは消費税と地方消費税を合計したものを言っていますのでこれからの回では「消費税」と言ったら消費税と地方消費税を合わせたもの、という事とさせて頂きます。
明らかにそれが普通ですもんね。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2012年1月17日