消費税のお話 その10
消費税のお話も今回が10回目。
切りがいいので今回を最終回とします。
最後は私のわがままを・・・。
もし消費税が上がるとしたらこうしてほしい、という話をよく聞きます。
何かというと軽減税率の適用です。
特に生活必需品については「税率を下げる」、ないしは「消費税をかけないようにする」、という話です。
その中でも食料品の優遇が叫ばれています。
私はぜひ単一税率にしてほしいと思っています。
これは消費者としての意見ではありません。
事業者としての意見です。
複数税率になると明らかに面倒になります。
例えばイギリスでは5個入りのドーナツは非課税で6個以上のドーナツは贈答用とみなされ課税となるそうです。
それではお徳用形くずれドーナツは?
5個入りドーナツを贈答用の箱に入れてもらったら?
同じ人が3個入りドーナツを2つ買ったら?
よく分かりません。
当然ドーナツに限らずいろいろなものに同様の決まりがあるのでしょうし数の決まりも物によってバラバラでしょう。
買う側は大きな問題は無いかもしれませんが、売る側は大変でしかたがありません。
いずれにしてもこれからの動向は要チェックですね。
次回からまた借入金のお話に戻ります。