借入金のお話 その136
前回リスケの目的、という話をしました。
リスケの申し込みについて金融機関が実行してくれる確率は高いのですが上記目的を達成する為に1つ条件が付いてきます。
それは経営改善計画の策定です。
金融機関だって貸している相手につぶれてほしいはずがありません。
もしあぶない状況だったとするとリスケどころか早期回収を図るはずです。
大きな声では言えませんが、中小企業円滑化法があるからリスケをせざるを得ないのです。
しかしリスケをする以上その会社に立ち直ってほしいと思っている事も事実です。
しかし何の計画もなしにリスケを行ったとしたらただの問題先延ばしにしかすぎず、借入金返済が再開して間もなくつぶれてしまう、という事になりかねません。
そこで必要となるのが経営改善計画なのです。
この経営改善計画の策定は簡単なようでいてむずかしく、むずかしいようで簡単です。
何をいっているのかわかりませんよね。
次回以降この経営改善計画についてお話をしていきます。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2012年6月25日