抜け出すチャンス
クールビズが定着してもう3、4年になりますかね。
実は私はネクタイ大好き人間で、ネクタイをしていないと、どうも気持ち悪くてしかたがないのです。
ネクタイがスイッチのような感じで、朝ネクタイを締めることによって「よし!仕事するぞ」という感じになるので、ネクタイを締めないとスイッチが入らないんです。
ということで、この夏もかなりネクタイをしていたのですが、中には「この会議はノーネクタイでご出席下さい」なんて指定を受けることもあり、そういうときは当然その指示に従っていましたが・・・。
しかしこの夏、まわりを見回してみるとほとんどネクタイをしている人がいなかったこともあり、逆にネクタイをしていると違和感を感じる時も多く、さすがに今年はクールビズ用のワイシャツを何枚か購入しました。
結局、あまり着なかったのですが・・・。
昨年の大震災を受けた節電ムードの中、クールビズに拍車がかかったような気がします。
もうすでに「夏にネクタイをしている人は変な人」となりつつあるような気がします。
以前で言うと「ビジネスマンなのにネクタイをしていない人」というのと同じですね。
逆になった感じです。
今年はもうこんな時期ですから、普通にネクタイをしていますが、来年は私もまわりと同じようにクールビズ標準にしようと思っています。
話は変わりますが、ビジネスの上でも人と同じ事をやるべき場面と、人と同じことをやっていてはダメな場面があると思います。
他の同業者は皆このことに取り組んでいるよということを、自分だけやっていないとしたら取り残されていってしまいます。
逆に旧態依然としたことを皆がやっているとしたら抜け出るチャンスです。
新しい手法や新しい商品の開発等に取り組むべきでしょう。
どちらに進むか、その見極めが重要な時代です。
税理士 稲葉 孝