借入金のお話 その192
経営計画の内容とその作成手順の話をしています。
その中に成功の条件、という項目がありますが、そこに経費の削減策を書いていきます。
それを受けいろいろな経費につきどんな削減策があるのかという話をしています。
今回は地代家賃についてです。
削減が一番簡単なのは社長に対する地代家賃です。
世の中には社長の建物を借りて事業を行っている、という会社がたくさんあります。
あくまで個人と法人は人格が別ですからこの場合社長に対し家賃を支払うのは当たり前です。その家賃についても相場で支払う、ということが当たり前です。
しかし中小企業の場合社長と会社は事実上一体となっている場合が多く、事務所等の建物を会社に貸している場合の家賃や、駐車場や資材置き場など土地を貸している場合の地代については会社の実情に応じて相場の金額より安くなっている場合が多いように思います。
でもそれで税務上問題はおきないのでしょうか。
次回からは社長が会社に高く貸している場合、安く貸している場合、そして逆に会社が社長に高く貸している場合、安く貸している場合、それぞれのパターンを検証してみましょう。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2014年3月24日