借入金のお話し 第98回
いかに借入金を有利にすすめるか、という話をしています。
前回に引き続き、銀行から経費の見直しを迫られる、というお話をします。
銀行は赤字が続いている会社などに貸付金がある時、経営の改善を求めてくるのですが、その改善策の中心となるのは経費の削減です。
つまり不必要な会費は削れ、と言ってくるのですがその中でよく指摘を受けるのは保険なのです。
確かに保険は今こそ必要な経費か、と言われると違うと思います。
保険料を支払ったからと言って売上が増えるわけでも経費が改善されるわけでもありません。
しかも、もし万が一が無く、社長が元気で長生きしたらそれまで支払った保険料は無駄となるでしょう。
しかも、保険をやめてしまえば一時の資金繰りはその分楽になるのは間違いありません。
しかし、本当に万が一があった場合はにっちもさっちもいかない状態になってしまいます。
具体的にどういう事になってしまうのか、というお話を次回ささていただきます。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2010年6月8日