借入金のお話し その232
借入金を有利に行う為に作成する経営改善計画の内容とその作成手順の話しをしています。経営改善となるとどうしても経費削減という話しが出てきます。
それを受け色々な経費項目につきどのような削減策があるのか、という話しをしています。
今回は水道料の続きです。
当事務所の関与先で製造業の会社があります。
ほぼ水を使いっぱなしという仕事だったのですが、やはり水道料がばかにならない金額になっていました。
そこで蛇口を改良し水量が少なくなるようにしたのです。
いくら「節水しろ」と言っても従業員は思いっきり蛇口をひねるので元から出る量を減らしてしまったんですね。
それによる仕事の支障は全くありませんでした。
しかし、水道料は確実に抑えることができました。
実に年間80万円もの節約につながったのです。
はっきり言って「水道料を抑えることができませんかね」という当事務所の指摘を受け専務が考え出した技でした。
出る量を元から減らす、というのは私にとっても目からうろこの方法でした。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2015年7月22日