消費税のお話し その5
前回、日本が1000兆円を超える借金大国となっている旨、そしてそれを返していくために歳入を増やすことを考えるとやはり消費税を上げることになってしまうと書きました。
確かに「歳入を増やす」という面から考えると消費税を増やすことになると思いますが、もう一つの面として「歳出を減らす」ということが考えられます。
それについては民主党政権になった後の目玉として「事業仕分け」が行われました。
一定の効果は得られた、という話になっているようですが、何か元の木阿弥になってしまっているように感じるのは私だけではないと思います。
私は新聞投稿欄が大好きで毎日欠かさず読んでいるのですが、そこに毎日のように出てくる意見が、消費税増税の前にやることがあるだろう、という考えです。
その考えをまとめてみると大体次のことを言っています。
・議員数を減らせ
・国家公務員の給与を下げろ
・富裕層からもっと税金を取れ(格差是正)
細かく分けるとそれぞれの意見は少しづつ主張が違うのですが私の意見を少し書かせていただきます。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2012年3月13日