借入金のお話し その185
経営計画の内容とその作成手順の話しをしています。
今回は「成功の条件」の中の経費の削減についてです。
前回は交際費の話をしましたが、今回はお中元、お歳暮を贈る相手先の話しです。
たぶんほとんど効果を生み出さないだろうと思われるのは相手の会社宛に贈る場合です。
前回書いたように積まれた上で従業員に配られるのが関の山です。
これでは意味がありません。かといって、大きな会社の社長宛に贈っても同じ話です。
どこだここは、となってしまうだけです。
効果を生み出す送り先はこちらに対して発注をしてくれる決定権を持っている個人でしょう。
例えば現場監督や、発注担当の課長、小さな会社であれば社長自らかもしれません。
その人に対してインパクトを与えなければ意味がありません。
しかも、届け先はその人の自宅です。
個人情報なので自宅の住所を聞き出すのは難しいかもしれませんが、年賀状をお送りしますので、とか何とか言って聞き出してみましょう。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2013年11月26日