借入金のお話し その242
借入金を有利に行う為に作成する経営改善計画の内容とその作成の手順の話をしています。経営改善となるとどうしても経費削減という話が出てきます。
いろいろな経費についてどのような削減案があるのか考えていきましょう。
今は、損害保険の話をしています。
今回は前回の話の続きで、なぜ損害保険代理店をやっている会計事務所の方が良いのか、という話をします。
代理店をやっている方が顧問先を守ろうと考えている、とのことですが、何から守ろうとしているのか。
1つは様々な危機からです。
もう1つは保険会社からなんです。特に生命保険の営業マンは保険を売るのが仕事ですから、えてして必要以上の保険を売りたがる傾向にあります。
窓口販売をしている保険代理店が「あなたにとって最も適切有利な保険を選びます」と言っておきながら実は代理店手数料が高い保険ばかりを勧めていたという実態をふまえて保険業法が改正されたのもつい最近のことです。
保険の事は保険会社にまかせている税理士に聞くと「餅は餅屋」といった答えが返ってくるのですが、私にはその人が親身になってお客様を守ろうと思っているとはとても思えないのです。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2016年10月5日