借入金のお話し 第123回
12回にわたりペイオフのお話しをしてしまいましたが、またいかにして借入を有利にすすめるか、という話しに戻りたいと思います。
日本振興銀行が突然破綻したのでペイオフの話を突然始めてしまったため、借入金の話が途中でモロに途切れてしまったので今回は途切れる直前にどんな話をしていたかを書きます。
よく、ヒト、モノ、カネといいますが、借入の話を金融機関とする場合にやはりこの3つの要素がよく出てきます。
単純にいうとヒト、モノ、カネを有効に使っているよ、またはこれからこうやってヒト、モノ、カネを有効に使っていくよ、という話しをすることにより金融機関との話をスムーズに進めていこう、という話です。
この部分について実は1年以上にわたって書き続けているのですが、現在はカネの中の役員報酬の話をしていました。
「役員報酬を下げた」ということは金融機関に対し「社長も身を切って努力をしている」というPRになります。
しかし、安易に期中で役員報酬を下げると税務上の問題があります。
その中でも特定の2つの場合は期中で役員報酬を下げても問題なし、とされるのです。
稲葉孝の『週間得する税務講座』|2011年1月25日