静岡の税理士 稲葉孝の得する税務講座 » 稲葉孝の『週間得する税務講座』
借入金のお話 その193
経営計画の内容とその作成手順の話しをしています。
その中に成功の条件という項目がありますがそこに経費の削減策を書いていきます。
それを受け、いろいろな経費につきどんな削減策があるのかという話しをしていきます。
現在、会社と社長との地代家賃のやりとりの税務について記載しています。
まず、社長が会社に対し相場よりも低い価格で土地建物を貸している場合です。
例えばそこの場所の近辺の相場で考えた場合家賃が20万円という金額が平均的だったとしましょう。
それをただで会社に貸していたとしたら。
まず、会社は通常20万円支払わなければならないところ1円も支払わずに済んでいる、という事になり20万円分の利益を得ている事になります。
それではこの20万円について課税とれるか、というと実は問題になりません。
この場合、次のように考えます。まず、20万円の家賃を支払いそのまま20万円を返してもらった。
つまり20万円の家賃という経費と20万円をもらったという経費が出てくるので結果としては差引ゼロになってしまうからです。
それでは個人の所得はどうなるのでしょうか。
それは次回お話しします。
借入金のお話 その192
経営計画の内容とその作成手順の話をしています。
その中に成功の条件、という項目がありますが、そこに経費の削減策を書いていきます。
それを受けいろいろな経費につきどんな削減策があるのかという話をしています。
今回は地代家賃についてです。
削減が一番簡単なのは社長に対する地代家賃です。
世の中には社長の建物を借りて事業を行っている、という会社がたくさんあります。
あくまで個人と法人は人格が別ですからこの場合社長に対し家賃を支払うのは当たり前です。その家賃についても相場で支払う、ということが当たり前です。
しかし中小企業の場合社長と会社は事実上一体となっている場合が多く、事務所等の建物を会社に貸している場合の家賃や、駐車場や資材置き場など土地を貸している場合の地代については会社の実情に応じて相場の金額より安くなっている場合が多いように思います。
でもそれで税務上問題はおきないのでしょうか。
次回からは社長が会社に高く貸している場合、安く貸している場合、そして逆に会社が社長に高く貸している場合、安く貸している場合、それぞれのパターンを検証してみましょう。
借入金のお話し その191
経営計画の内容とその作成手順の話をしています。
その中に成功の条件、という項目がありますがそこに経費の削減案を書いていきます。
それを受けいろいろな経費につきどんな削減策があるのか、という話しをしています。
今回は振込手数料の削減策の続きです。
金融機関の窓口を使わずにATMで行いましょう。金融機関に行くこと自体は変わりませんが、自分で操作
するので待ち時間はありません。
自分で操作する分手間はかかりますがその手間分振込手数料が安い、という事です。
そして何より振込手数料がかからない方法は相手持ちにする、という事です。
力関係にもよりますので何も言わずに振込手数料分を差引いて支払うというと問題になる事もありますので慎重に行う必要がありまが、もし相手持ちにできれば一番です。
いずれにしても振込手数料は各金融機関によってまちまちなので金融機関によって使える手、使えない手があります。
ただし経理担当まかせにしてしまうと金額が安いという方より自分が楽、という方を選んでしまいがちなので経営者自身もよく研究してみて下さい。
借入金のお話し その190
経営計画の内容とその作成手順の話しをしています。
その中に成功の条件という項目がありますが、そこで経費の削減策を書く事になります。
それを受け項目別に話しをしています。
今回は支払手数料削減の話しのつづきです。
振込手数料をいかに安くおさえるか、という話をしています。
前回同一銀行間という話をしました。
次の手はインターネットによるバンキングです。
これは手数料をおさえる、という話とともに銀行に行って手続きをする、という時間の無駄の節約にもなります。
これは慣れの問題で、インターネットバンキングでの振込みに慣れてしまうと銀行に行って手続きをするなんてバカらしい、という事ですね。
ただしバンキングをするには別の手数料がかかります。
毎月数件の振込みの為だけにバンキングをする、となると節約にはつながらないでしょう
借入金のお話し その189
経営計画の内容とその作成手順の話をしています。
その中に「成功の条件」という項目がありますが、現在経費の削減について記載を続けています。
今回は支払手数料の削減です。
実は支払手数料の中にはかなり色々な項目が入っています。
ですから支払手数料はこうすれば良いですと一言では言えませんので一つ一つの項目を見ていきたいと思います。
まず今回は金融機関に支払う振込手数料です。
支払先に直接現金や小切手をもっていくのであれば振込手数料はかかりませんが、その支払先がすぐ近くにあるならともかく何か所も現金をもってまわるのは時間もかかりますし危険でもあります。
やはりまとめて振り込んでしまうという事になるかと思います。
この振込手数料がばかになりません。
ただしやりようによっては節約することは結構簡単にできるのです。
まず単純に同一金融機関への振込は安くなります。
静岡銀行のA支店から静岡銀行のB支店といった具合です。
ただし同一金融機関からの振込とする為にすごい時間をかけて金融機関を回るというのはどうかと思いますよ。